株式会社エクスポート様 システム導入事例 (商業界2010年11月号掲載)


以前、店舗の販売管理は、諸事情から2社のPOSシステムを使っていた。いずれも販売数などのデータは翌日集計で、2つのデータを集約する作業が必要だった。
また、卸部門の商品管理にはパソコン用の汎用ソフトを使用し、倉庫での日々の入出庫の記録は手書きだった。全体の在庫把握には数日かかり、業務に支障を来していた。
6、7年前から、店舗と卸業務をトータルで管理できるシステムを探し始め、2007年、アイルの在庫管理システムと同社の店舗管理システム「アラジンショップ」を連携させた一元管理システムを導入した。

本格稼動は08年9月。毎日の商品ごとの入出庫や在庫数、売上、廃棄などのデータがリアルタイムで自動集計される。データを見ることで発注のタイミングが分かるようになり、本部による発注精度が向上。ロス率が約1%下がったという。
週次・月次の経営報告書も、以前はFAXから手入力し、各システムのデータを集約していたが、短時間でできるようになった。
年2回の棚卸では、作業時間が大幅に短縮された。以前は元データの信頼性が低く、元データと実数が合わない原因の特定が難しかった。導入後は異常数値を随時発見、修正できるため、整合性が高まった。
さらに、棚卸し結果を約1ヶ月かけて本部でまとめていたが、今ではボタン一つで集計可能。大幅な業務改善につながった。

本部の丸山理恵さんは、「ハード面だけでなく、販売スタッフの意識が変わって売場からの提案が生まれるなど、予想していた以上の効果です」と言う。
時間帯別売上げ推移、販売数、在庫数、他店の情報などを店舗で常に確認できることで、スタッフがレイアウト変更や店舗間移動を積極的、戦略的に実施するようになったという。
中川社長は、これらのデータを毎日スマートフォンで閲覧している。「日ごろから頻繁に各店舗を見回っているので、データを見れば各店舗の商品の動きが手に取るように分かります。意外な商品がランキング上位にくるなど、日々発見があります。アナログな観察とシステムによるデータ把握を組み合わせることが大切です。」と語る。


| 会社名: 代表者: 所在地: 設立年: 社員数: URL: |
株式会社エクスポート 中川憲造 神奈川県横浜市中区海岸通4-24 万国橋SOKO 1993年3月8日 30名 http://www.pictor.jp/x-port/ |