


非鉄伸銅品材料販売を行う、株式会社西山商店は昭和26年に設立。当初は銅合金を柱に販売していたが、時代の流れと共に現在はアルミニウム、ステンレス鋼、特殊鋼、樹脂など様々な材質を取り扱っている。正しい知識と誠実な対応で、ニーズに合った商品を提供することを理念としている。
以前の基幹システムでは、ロット管理や重量計算ができず、トレーサビリティや出荷作業に多大な労力が必要だった。相場の乱高下が激しい非鉄金属伸銅品業界に適していなかった。
そこでタイミング良くアイルの提案を受けたことが、鉄鋼・非鉄業向け基幹システム『アラジンオフィス』に入れ替えるきっかけである。ロット管理や重量計算に加え、ミルシートもデータで管理できると知り、2009年1月に導入に至った。
今までの電話による発注は、頼み忘れなどミスを伴っていた。ミルシートは紙で管理していたが、得意先に送る際、探し出すのに莫大な手間が掛かっていたという。
複数社のシステムを見た中で、『アラジンオフィス』は業界を知った上で設計されていることが感じられた。他社だと要望を言えばそれだけ機能追加となり、コストが掛かってしまうが、『アラジンオフィス』は元から利用したい機能がほとんど入っていた点が決め手となった。

ロット管理は、ミスの防止と業務負荷の軽減を実現させた。同じ製品でもロットによって価格が違う中、『アラジンオフィス』導入後は誤出荷を何度も防げているという。
前システムでは単価と個数のみしか把握できなかったが、単体の重量が明確になったことで、本数への換算も可能になった。一本足りない、といった本数の間違いにも気づけることは大きいのだという。
さらに発注業務においては、システムで行うことにより、どこへ何を、いつどれだけ発注したという履歴を、皆で共有できることが効率的な点だという。発注した人の不在時も発注したか否かを確認できるようになった。
ミルシートのデータ管理は、業務改革の一翼を担うこととなった。ミルシートをスキャンして登録し、同時に品種・寸法・入荷日など最小限の情報を入力しておくことで、必要なミルシートを検索して参照することができる。
販売管理のシステム上でミルシートを紐づけられるようになったため、出荷時にミルシートを同時発行できるようになった。さらに、システムを通じて社員皆が製品データを共有できることで、会社全体のスキルアップにも繋がっている。
このミルシート管理の利便性は、メーカーにも驚かれる。ミルシートを画面上で参照しながら製品の成分の話をすると、 「うちの画面にも出てこないのになぜわかるのか」と羨ましがられるのだという。
業務効率化は、人件費削減にもなっている。西山商店では現在、伝票発行を専門に行っているのは1名。皆が各々の作業と並行して、発注作業やミルシートの登録を行えるのもシステム導入の利点の一つだ。『アラジンオフィス』を導入していなければ、別に事務人員を置く必要があったかもしれないという。

管理体制の向上は、今や西山商店の信用を築いている。ミルシートの管理が徹底されたことで、得意先へ確実にミルシートを発行できるようになった。得意先にとって、西山商店からの製品は必ず、チャージ番号やロット番号まで明確であるという点は安心感に繋がる。
「得意先に安心して買ってもらえるようになったことは大きい。システムが西山商店の信用の一つになった」とも語った。
西山商店が『アラジンオフィス』の機能を、自社の“安心”というサービスとして活用できている理由は、システムに“使われる”のではなく、“使いこなしている”という点にある。西山栄一部長はその秘訣に、システムに合わせて業務を変えたことも大きいと話す。
システムを存分に活用していることが、西山商店の自信に繋がっているように伺えた。
西山商店の理念を、西山社長はこう語る。
顧客満足を重視し、“サービスを売る”ということに注力する方針だ。「システムは作戦を練るためのツールの一つであり、最後は人が上手く活用することが重要」とは、西山栄一部長。西山商店は今後も『アラジンオフィス』を最大限に利用し、自社のサービスに反映させていく。
| 会社名: 代表者: 所在地: 設立: 従業員数: |
株式会社西山商店 西山 浩 東京都品川区平塚3-1-19 昭和26年 13名 |
